骨董/ラフカディオ・ハーン
「夢を喰らうもの」が良かったなぁ。
獏が屋根から屋根へと猫のような動作で渡り去っていく箇所は、
想像をかき立てられるものがあった。
気になった事が一つ。
「草雲雀」という作品の中での事。
鉛筆でアンダーラインが引いてあった。
多分前に借りた人が引いたもの。
『ところが一度日が落ちると、こいつの極く小さな小さな魂がはっと目を覚ます』
しかもこの「小さな魂」という箇所は丸で囲ってある。
その後、
『ご先祖の魂が』
という箇所にもアンダーライン。
そして『魂』がまた丸で囲ってある。
その後もアンダーラインは続く。
次に
『小さな魂』
そしてその後にもある、
『小さな魂』
にも。
更に、一番最初に丸で囲った『魂』には『1』という番号がついていて、
その後の『魂』には2、
次の『魂』には3。
最後の『魂』には4という数字はついてないので、数字は3で止まっている。
このアンダーラインを引いた人は、
何故に『魂』に固執し、4番目の『魂』を除いて数字を振ったのか。
作家が作家なだけに、
なんとなく不気味な印象を味わった。
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